偶像崇拝
赤子は娘になり
娘は女になり
女は妻になり
妻は母になる
ただ生きているだけで
私たちはこうして
役割という名の型に
自然とはまっていく
でも本当のところ
母だって
とてつもなく
大きく、優しい腕の中で
健やかに眠りたい
どう生きていけばいいか
わからない
そんなときは
優しく道を照らす
大いなる存在を求めている
大人だから
答えを知っているわけじゃない
大人だから
寂しくないわけじゃない
母だから
強いわけじゃない
何にも変わらない
人間なんて
たかだか
90年程度生きただけじゃ
変わらないし
仙人になれるわけでもない
なのに当たり前に
なんでも知っているかのように
生きていこうとするのは
どうしてなのでしょうね
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