30代で生きるのが楽になった

こんにちはsumiです。

先日記事の企画案を考案している際に

何かヒントはないものかと

Yahoo!知恵袋にお邪魔しました。

すると皆さん

本当にさまざまなお悩みを

持っているんですね。

悩みを拝読すればするほど

人の価値観、根本的に持っている資質

現在の心の在り方などにそっと触れさせてもらっている

そんな気分になります。

かくいう私もそれなりに

悩みはありますが基本は幸せに

暮らしております。ありがたいことに。

んー。どうだろう。

今、現在が順調だから

そう考えらえれるってだけかもしれません。

明日交通事故にあって

半身不随になって自分の下の世話も

自分でまともにできないような

そんな環境になったら多分

一度は人生どん底。ってくらいに

落ち込むし、悩むし、もしかしたら

中途半端に生きるくらいなら

死んでしまえば...と思うかもしれません。

本当に、本当にありがたいことに

たくさんの人が生きている中でも

幸せに暮らしている部類ではあります。

ただ、そう思える要因として

30代になったからというのが

大きく影響しているかなと。

どういうことかと言いますと

実は20代の頃よりも30代のいまの方が

ずっとずっと、楽に自分らしく生きられている

そういう実感があります。

ちょうど10年前。

私は22歳の頃に

スタイリストアシスタントをしていました。

GINZA /SPUR/LEONといった

雑誌で活躍するスタイリストさんについて

撮影現場の雑務をお手伝いする仕事ですね。

就業時間はおよそ18時間を超えるもので

月給は8万円。（社保なしね）

月に4回休みがあれば良い方でした。

夜中の3時に仕事が終わって、その4時間後の7時に集合。

...と、時代錯誤も甚だしいような過密スケジュールでした。

しかも薄給。ツラ。

文字通り、その日を生きるので精一杯。

貧乏暮らしだし、現場は床を這いずり回るような作業なので

お気に入りの服は着たくないからパジャマ同然の汚い格好。

スタイリストアシスタントなのにダサいカッコしてました。

もちろんスッピン。

周りはキレイなモデルに編集者ばかり。

仕事は楽しかったけど自己評価は大変低く

自分を卑下ばかりして苦しんでました。

そんなある日

仕事の合間にふと

お師匠さんがこういったんです

「いやーまじで30代って本当に生きるのが楽だわ」

「20代よりずっと楽しい。あなたもそのうちわかるよ」

へぇ。

当時、私の生きる世界では

20代が華なんじゃないの？

っていう価値観だった。

だから

すごく意外だったんですよね。

だって30代って

なかなか良い大人じゃないですか。

世間的にみたって決して若くはない。

しかもその頃には

ある程度の地位を確立させないといけない

そのためには今頑張らないと...なんていう

プレッシャーもある。

30代はそういう重責が

たくさんあると思っていたから。

生きるのが楽っていう気持ちがわからなかった。

でも、すごく覚えていたの。

その言葉を。

で、10年もその言葉を温めるように

大事にしておいて、今私は32歳なんだけど。

本当に生きるのが楽になったの。

せ、先輩...!!!まじだったね!!

何がどうしてこんなに楽になれたのかな。

本当に人間関係で

そこまで悩むことがないのですよね。

もちろんその時々で大変なことはあります。

なんだよもー！！！！って思うことは

30代になってもたくさんありました。

だけど根底に

揺るぎない安定感はあります。

それは多分

どうあがいたって

成るべくして成ることは、必ず成る。

という考えが身についたからではないかと

自分ではそう答えを出しています。

んー、例えば

仕事を辞めざるを得ないときはそう成る。

友達関係が崩壊するときはそう成る。

彼氏と別れるときはそう成る。

離婚するときはそう成る。

人生において

一見、不幸と思えるようなことも

全部、全部なるべくして起こることであり

その起こった出来事に自分自身が

どう向き合って、どう生きていくか

それを形づけていく。

その連続が人生だからと

腑に落ちたのですよね。

だから、なんだろう。

ほんと物騒な話。

明日、死んだとして

それが私の寿命なのだから

まぁ、仕方ないという感じで。

母曰く

「本当に不幸になってないから言えるんだよ」

らしいですが

まぁ、そうも思いますが。

実際そうなったらものすごく

慌てるし恐怖を感じるとも思いますが。

でもそれが私の人生なら

抗ったところで変わらないでしょう？

...と、そんなスタンスで

自然と生きられるようになったのです。

だから限りある人生を豊かにするために

好きな人には好きだと言うし（男性にも女性にも）

自分がしたいことをしたいと思うし。

将来の心配を余計にする必要はないと思うし。

そう思ったら

私は人生において何も恐れる必要はないと

実感レベルで感じられるようになったんですね。

だから、楽に生きられているのかもしれません。

もちろんその時々のトラブルに対して

オーケーオーケー！と対処できる時もあれば

うっわやっばい。どうしようこれ。と

泣きたくなることもある。

でも、結果的に何事も

失敗しようが成功しようが

やれるだけのことを、その時やれていたならば

多分後悔なんて全くしないのよね。

一個私は自分の人生で

大きく後悔していることがあるから

それを教訓に、やらない後悔はしないことに

しています。

あの時、こうすればよかった。

過ぎた過去に残した思いがあるほど

人生は不幸になる気がするの。

だからね。

その都度、自分が考える大切なことを

全うしながら、生きてさえいれば

多分素晴らしい人生になると思うんだ。

どうかな。

30代、すごくいいよ。

楽しい。

40代はどうかな。

もっと楽しいのかも。

そう考えると生きていくのが

本当に楽しみだね。