特異な才能ってないのかもしれない。
G.Wいかがお過ごしですか?
私は仕事ときどき趣味
ときどきお出かけと
充実した日々を過ごしています。
仕事に追われていて
後回しにしていたことを
少しずつ片付けていて
気持ちが解放された気分です。
イエーイ。
で、昨日やっと
アクリル画に挑戦しました。
何を描こうか悩んだのですが
今の気分は抽象的に
色を乗せていくということと
アクリル画に慣れていなかったので
いろんな技法をとりあえず試したくて
無心で
色を思いつくままに
足していったんです。
実物は今度載せますね。
出来上がって驚いたのが
自分が最初に想像していた
完成図とは全く違う方向に
絵が仕上がったんです。
本当は青を基調にした
湿り気のある物悲しい感じに
しようと思っていたら
仕上がりは
イエローとグリーンで
そして青で構成された
森の中という感じ。
森を描こうと思ったわけでも
ないんですけどね(笑)
その瞬間に
乗せたい色を乗せて
ライブ感覚でキャンバスを
埋めて、埋めて。
8割りがたを埋めていくと
自然とそういう形になっていました。
これはこれでキレイだなといった印象。
偶然の産物なんですけど
まぁ、悪くない。みたいな。
何かを形づくろうと
思ったわけでもないのに
終わる頃には「何か」になっていた。
で、私が何やら
絵を描いていることを
知った夫は物珍しくのぞいてきて
仕上がった絵を見てこう言ったんです。
「へぇ、すごい。これ、森?」
「えー、すごい。分かるの?」
「 うん。分かるよ」
抽象画なので
森を形づけて作ったわけじゃないから
私はなんとなく森っぽいなと思ったけど
それは別の人からみてもそう認識できる
くらいの仕上がりなっていた。
もしかすると
世の中に輩出されている
あらゆる絵って
意図的に作り上げられたものも
もちろんあるけれど
それだけじゃなくて
偶然で仕上がったものというか
見えない何かに導かれるように
出来上がったものもあるのかも。
それを見た人は
こんなの考えられちゃう
なんだかスゴイ人みたいに
見えるのかもしれないけど
確かにそれを描いた人にしか
描けないスゴイものなんだけど
それはその人が
特別すごい才能があるというわけではない。
そんな気がする。
多分、誰にでも持っている
ものなんじゃないかしら。
例えば私の絵を見て
お世辞でもスゴイと言ってくれた夫も
描きたいと思って描いたら
彼にしか描けないスゴイものができると思う。
絵の才能ってそんな特異なものではない。
って自分が描いてみて感じた。
(いや、マジでスゴイ人もいるけど)
もちろん感覚的に描くことに
プラスして、ちゃんとした技術も
絶対に必要だとは思います。
やっぱり何色に
何色を乗せるとどうなるか
この画材を使うとこういう質感になるとか
この仕上がりを良くするには
何を使ったら良いかなど
そういう知識があるほどに
ちゃんと頭の中にある絵を
具現化する力が養われるから。
でもその知識があったとしても
実際に手を使って動かしていくと
実は違った方向にいってしまうこともあって
目の前にある絵と
向き合っている自分自身も
その絵がどんなところに到達するか
全く分からない。
でもそれが楽しい。
で、その仕上がったものが
素晴らしいものであるかどうか
その判断基準は絵にはない。
素晴らしい絵は
見た人がそれを「そう」感じるかどうか。
ただそれだけ。
だから
結局のところ
特異な才能ってのは
絵に関していえば
他人が思うほど
そこまでスゴイものではなくて
絵を仕上げる力があるか
仕上げる最後の瞬間まで
楽しく描けるかどうか
キャンバスにのめりこむほど
没頭できるかどうか
何枚でも描き続きたいと思うか
そういうシンプルなものなのかもしれない。
でも多分だけど
絵だけじゃなくて
スポーツでもなんでもそうかなぁ。
人によってセンスはあるけど
才能って最初からあるわけじゃない。
むしろ続ける力が才能になるんだと思った。
しまったなー。
時間を取り戻すべく
これからも絵に向き合う時間を
たくさん作ろう。
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