28年間変わらないもの

令和イエー。

さてここしばらくは自分の振り返り。

みなさんにとってはどうでもいい話。

G.Wに暇してる人はぜひお付き合いください（笑）

私は今年明けてからずっと内省してました。

何をして生きていきたいのかとか。

今のライフスタイルは私の理想かとか。

8年前に理想としていたビジョンには

すでに到達しているのだけど

子どもの頃に描いていた未来は

結構ズレがあったということに気づいたんですね。

私の人生で一番最初に自我が芽生えたと

記憶しているのは4歳の頃。

チラシの裏に絵を描いた。

丸を重ね合わせた幼児の絵だけど

絵を描くって楽しいなっておぼろげに

そんな感覚があった気がします。

幼稚園では

よく絵を描いていたかな。

友達もあんまできない

根暗ちゃんだったから

漫画読むのが好きで、いつも漫画の世界に浸ってた。

自然と自分でも真似して

絵を描く時間が増えて。

なんの疑いもなく

将来は絵を描いて生きていく人になるって思ってたな。

人生で初めて描いた自分のビジョンは

絵描き屋さんだった。

でも、幼稚園の卒業アルバムにあった

「なりたい夢」という文集には

絵描き屋さんって書くことができなくて

本屋さんになりたいって嘘の夢を書いたんです。

心のどっかで

絵描き屋さんっていうのは

なれないものだという謎のブロックがあったんだよね。

そのブロックは

大人になるにつれて強くなって。

中学生の時にそんな気持ちを両親に吐露すると

もっと真面目に将来を考えなさいと一蹴された。

そうか、私には才能がないから

やっぱり目指してはいけないものか。

確かに美術部には私より才能のある子が多いし。

私程度のスキルじゃ頑張ったってなれないんだな。

と初めて、夢に対する挫折を感じた。

それからもう前みたいに

描くのをやめたんです。

絵を描くってことが

辛くなっちゃった。

頑張ったって上手くならないし。

将来絵を描いて仕事になる保障ないし。

代わりになる夢を見つけなくちゃって。

でも他にしたいことってないし。

実はそうやって

半ば無理やりにでも目標にした仕事が

ファッションスタイリストだったんです。

まだ画家や漫画か、イラストレーターに比べて

実現性の高い仕事だったし、洋服も好きだったし。

そこから今のキャリアに繋がっていくんですけど

でも根本は

絵を描く仕事に対する強い憧れや

壁を乗り越えて自分を確立していった

クリエイターに強い尊敬を感じています。

どれだけの努力でそのポジションを勝ち得たのだろうかなとか。

諦めずに絵に向き合い続けた人だから見える世界があるんだなとか。

すごくすごく羨ましかった。

自分もそうなればいいのに。

って思ってもどっかでやっぱり

才能ないしなって、諦め続けてもう

10年以上、まともに絵を描くことすらしなかった。

ごめん、すごい長い。きもい。

でも誰も見てないと信じてもう少し書き進める。（笑）

でもね。

ライターの仕事がきっかけで

デジタル絵だけどイラストをもう一回描くようになって。

ちょっと思ったんだ。

「 あれ？あんだけ才能なくて売れないって思ってたのに、イラスト描くことを求めてくれる人がいる？え、なんで？」

意外と自分が掲げていたブロックってのは

それこそ妄想で、本当は鍛錬を積み続ければ

必ずそれなりの結果が出るものなのかもしれないって。

今更だけど才能ないって投げ出して

絵を描くことをやめちゃった自分が恥ずかしくなった。

だってやめちゃったら技術向上はそこで終わっちゃう。

デジ絵も久々に描くと本当に下手で下手で

こんな絵を世に出してすいませんって気持ちになる。

それに対して支払いをしてくれる企業様本当にすみません。

って気持ちになる。

だからもっと技術を磨きたいと思って。

それが私が今、一番のやりたいことだと思った。

イラストを再開して3年になるんだけど

デジ絵もまだまだ下手だけど。

今は、丁寧に絵を描くということを

もう一度初めて見たくて。

今度は自分のオリジナルの作風を形作りたい。

ちゃんとアナログ絵で描きたい。

手を使って、紙や筆の質感を捉えながら

自分の納得がいく作品を世に残したいって思ったの。

前回の記事で我がままに生きるってことが

なんなのかを考えたって話しましたけど

私は今、我がままに生きるなら

売れる・売れない、生活できる・できないにかかわらず

自分の心の中に生まれる美しいと思う世界観を

絵に落とし込んで作品にしていきたい。

だからアートに価値を置いている

海外で自分の作品を売っていこうと思って。

それを目標にすることにしたんです。

一見、まわりからしたら

突拍子もない目標だし

意味があるの？と思われてしまうかもしれないけど。

私の中ではちゃんとした筋道があって

ぜひ一番やりたいと思うことだから

うん。頑張って行ってくる。

さすがにもういい年をした大人（だと思う）んで

いく前の事前準備はしっかりやんないとだけど。

令和元年で素晴らしい目標ができたと思う。

みなさんはどうっすか？

自分の本当にしたいことに沿った

本当の目標を掲げられました？

何がしたいかわからない時は

自分の子どもの頃の欲に振り返ってみると

良いかもしれません。

私の生きる道や、したいことは

32歳の私よりも、4歳の私のほうが

よく分かっていたから。