才能は誰の中にも在る


数学は赤点だったし

得意な現国や英語も

平均点よりちょっと上くらい


あぁ、古文も嫌いだったな

なんにせよ勉強が嫌いだった


だから

小学生の時も

中学の時も

高校の時も


学校という場で

何か褒められるほど

注目されることなんてなかった


だけど唯一

一瞬にして私に

注目が注がれた日があった


それが「論文」の授業


情感のある論文だと

教師から評価された


「驚いた、アナタあんな文章書くのね」


なんて、言われたな

嬉しくてその一言だけ

覚えてる


ま、でも

そんなことは忘れて

卒業して、就職して

転職して、独立して


10年が経った


それから ふと

立ち返ってみると


結果的に今

私の生きる糧となっている

仕事の多くは


やっぱり

「書く」ことだった


もし

自分に可能性を

全く感じられない

と思う人は


自分のこれまでを

振り返ってみて欲しい


何か

忘れていることは

ないだろうか


何か

気づくことは

ないだろうか


もしかしたら

かけがえのない

縁を感じる


あるモノの大切さに

ふと気づくかもしれない





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